【ラズパイ】Raspberry piに外付けHDDを接続してNAS構築【NAS】
夫です。
ラズパイと外付けHDDを組み合わせてNASサーバを構築します。また、外付けHDDにある音楽・映像データをPS4から再生できるよう、DLNAサーバーの設定も行います。
必要なもの
Rasbperry Pi3 Model B+
これがないと始まりません。
Raspberry Pi3 Model B+ ボード&ケースセット 3ple Decker対応-Physical Computing Lab (Clear)
- 出版社/メーカー: TechShare
- メディア: エレクトロニクス
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HDD
Raid用に以下を2つ購入しました。
WesternDigital Red 3.5inch IntelliPower 3.0TB 64MBキャッシュ SATA III WD30EFRX
- 出版社/メーカー: WESTERNDIGITAL
- メディア: Personal Computers
- 購入: 5人 クリック: 6回
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外付けHDDケース
USB3.0・RAID対応で値段も安かった以下を購入しました。Raspberry Pi自体はUSB3.0に対応していないためUSB2.0としてしかアクセスできませんが、他の用途で使用する可能性を考慮して、USB3.0対応の方がいいでしょう(というか、対応していないほうが少ないか)。
ラトックシステム USB3.0 RAIDケース (HDD2台用) ブラック RS-EC32-U3RX
- 出版社/メーカー: ラトックシステム
- 発売日: 2017/02/15
- メディア: Personal Computers
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接続
HDDケースにHDDを挿入し、USBケーブルでRaspberry PIに接続するだけでOKです。
設定
外付けHDDのフォーマット・自動マウント設定
外付けHDDのフォーマットはexFATにしました(WindowsでもMacでもLinuxでもアクセスできるようにするため)。以下コマンドで、exFATフォーマットのためのユーティリティをインストールします。
以下コマンドで、外付けHDDをexFATでフォーマットします。
以下がコンソールに出力されればOK
マウントディレクトリを作成し、マウントします。ディレクトリ名は任意でOKです。バックアップ用途でNASを構築するため、Backupというディレクトリ名にしました。
以下コマンドで、HDDのバルクIDを確認します。
「UUID=」の後のダブルクォーテーションに囲まれた文字列がバルクIDとなります。
fstabの一番末尾に、自動マウント設定を追記します。
再起動後、 外付けHDDが指定したディレクトリにマウントされていればOKです。
末尾に共有フォルダの設定を追記します。以下はID・パスワードなしで読み書き可能設定で共有する場合の設定例です。
再起動後、Windowsのエクスプローラーから、「\\raspberrypi\Backup」のパスにアクセスできれば設定OKです。
DLNAサーバー設定
以下コマンドでminidlnaをインストールします。
minidlnaの設定ファイルを編集します。
以下の項目を編集します。
再起動後、PS4のメディアプレーヤーを起動し、Raspberypiのminidnalが認識されていればOKです。
速度測定
構築したものの、読書速度がかなり遅く感じたので定番ソフト「CrystalDiskMark」で速度計測しました。
うーん・・・遅いですね。USB3.0接続&ギガビットLANなら改善されるでしょうが、Raspberry Piはどちらも対応していません。用途はバックアップ用なので、まぁこれぐらいでもOKですが、動画を貯めて再生したりしたい場合はUSB3.0やギガビットLANで接続できるPCじゃないとストレスがあるかもしれません。
[2019/02/02 追記]
USB3.0及びギガビットLANで接続できるLinuix PCで速度計測しました。ランダムアクセスの速度はあまり違いありませんが、シーケンシャルアクセスの速度に3倍近く差があります。やはり、USB2.0もしくはLANアダプタで律速しているようです。Raspberry PiをNASとして使うのは、用途によってはイマイチかもしれません。
[2019/03/02 追記]
Windows10でアクセスできない場合の対処法
Sambaで共有したフォルダがWindows10 PCからアクセスできない現象が起こり、しばらく詰まりました(Pingは互いに通る)。ネットの記事で多かった対処法が、「SMB1.0/CIFS File Sharing Support」を有効化する、というものでした。
しかし、これを実施しても解決されず・・・。
結局、レジストリエディタで以下のレジストリを「0→1」に変更すると解決されました。
上記レジストリは、共有フォルダへのゲストアクセスを許可するかどうかを切り替えるもののようで、Enterprise版や1804以降のCreators updateを実行していると、上記レジストリが0に設定されるようです。
以上