【Mac】Time Machineのバックアップ先をUbuntu PCの共有フォルダに設定する【NAS】

夫です。

外付けHDDにMacbookのTime Machineバックアップを保存していなのですが、いちいちバックアップのために外付けHDDをUSB接続するのがストレスでした。そこで、Linux(Ubuntu18.04)をインストールしたサーバーPCをバックアップ保存先と設定することで、Macが自宅Wi-fiにつながっているだけでバックアップできるようにしました。

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システム構成

 Ubuntu18.04をインストールしたPCが外付けHDDをマウント・共有し、Mac PCからタイムマシン保存先として設定できるようにします。

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Linuxが外付けHDDをMacから見えるファイルサーバとして共有する方法として、Netatalkというソフトウェアが提供されています。Netatalkで共有したファイルサーバーはTime Machineの保存先として利用することもできるので、本手順でもこれを使用します。

手順

Time Machine保存ディスクをマウント

今回は外付けHDDを保存先とするので、外付けHDDをfdiskでフォーマットし、fstabを編集して起動時に自動マウントするようにしました。このあたりはLinuxの基本的な操作なので詳細な手順は割愛しますが、注意点として、Time Machineを保存するディスクはext3もしくはext4でフォーマットしてください。特に、NASのフォーマットとして選ばれがちなexFATはTime Machineの保存ができません(私はexFATのディスクをTime Machine保存先にしようとしてしまい、しばらく詰まりました・・・)。

Netatalkインストール

以下サイトの「Required Packages」から「Check」までを手順通り実施しました。

netatalk.sourceforge.net

Time Machine保存先設定

「/lusr/ocal/etc/afp.conf」を編集し、末尾に以下を追加します。

[MyTimeMachine] ← macからタイムマシン保存先を選択する際に見えるディスク名。任意でOK。 
    path = /media/MyTimeMachine ← 保存先のパス。本例ではMyTimeMachineとします。
    time machine = yes

保存先にオーナー設定とアクセス権付与を行います。

sudo chown (ユーザー名) /media/MyTimeMachine
sudo chmod 0770 /media/MyTImemachine

 設定完了後、netatalkを再起動します。

sudo systemctl restart netatalk

以上の手順で、MacのTime Machine保存先に指定したディスクが選択可能となります。

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以上