【ずぼら向けIoT】Google HomeからメモをLine通知【IFTTT】

夫です。

Google Homeに「ねぇ Google、Lineに〇〇」としゃべりかけると、〇〇の部分がLineから通知されるようにしました。

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やろうと思った経緯

これまで、買い物での買い忘れが多く、Evernoteなどで買い物メモをとるようにしていました。しかし、料理中に調味料が切れたときなど「買わないとだめだな」って思ったタイミングですぐメモがとれないこともあり、あまり機能していませんでした。

Google Home miniはキッチン近くにも設置しているので、声でメモ追加できればこれが解決できると考え、実現させることにしました。

EvernoteではなくLine通知にしたのは、買ったタイミングでのメモ削除がやりやすいと考えたからです。 さらにLineだとグループへの通知も簡単に設定可能で、家族間の情報共有もしやすくなるというメリットがあります。

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アカウント間共有はEvernoteなどでも可能ですが、家族全員がアカウントを持っていないケースが多いでしょうし、普及率で考えるとLineがベストかなと思いました。

実現にあたり、以下の記事を参考にさせて頂きました。

www.aura-office.co.jp

システム構成

システム構成は以下の通りです。IFTTTというサービスを使用して、Google HomeとLineを連携するよう設定しました。

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IFTTTは「if this then that」の略で、様々なWebサービスやIoTデバイス同士を連携できるサービスでです。あるWebサービスやIoTデバイスで発生するイベントを「トリガー(=this)」として設定し、そのイベントが発生したときに動作させたいWebサービス・IoTデバイス「アクション(=that)」として設定することができます。

 

今回は、Google Homeへの命令をトリガー、Line通知をアクションに設定します。

 

システム構築手順

事前準備

事前にGoogle Homeの初期セットアップは済ませておく必要があります。

Google Homeの初期セットアップ手順については別途記事作成予定

 

IFTTTアカウント登録

まず、IFTTTのアカウント登録を行います(既に登録済みの方は、本手順は省略して下さい)。以下がIFTTTのリンクですのでアクセスして下さい。


ifttt.com

 

以下の画面が表示されますので、画面右上の「Sign up」をクリックして下さい。

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以下の画面から、GoogleアカウントもしくはFacebookアカウントで登録できます。Google Homeとの連携が主な用途としてIFTTTを使用するつもりでしたので、私はGoogleアカウントで登録しました。

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登録すると、以下のアプレット紹介画面が表示されます。左上の「<」をクリックして下さい。

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 よく使用するWebサービスを3つ選択して「Continue」をクリックして下さい。おそらく、おすすめのアプレット設定が紹介されるだけなので、深刻に選ぶ必要はないです。私は「Google Assistant」と「iOS」と「Google Calender」を選択しました。

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 再度、アプレット紹介画面が表示されるので右上の「×」をクリックすると、以下のユーザホーム画面が表示されます。画面下部におすすめのアプレットが並んでいますが、まずは画面上部の「My Applets」をクリックして下さい。

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本画面がアプレットの管理画面となっています。「New Applet」をクリックすると、新規アプレットを追加することができますのでクリックして下さい。

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※初期アプレットとして、「翌日雨の場合、Eメールを受信する」アプレットが有効になっていました。不要であればアプレットをクリックし、「On」の緑の丸をクリックすると無効化できます。

IFTTTアプレット設定

トリガー設定

「New Applet」をクリックすると、以下の画面が表示されます。まずは、Google Homeへの命令をトリガー(=this)として設定するので、赤枠の「this」をクリックして下さい。

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Webサービス一覧が表示されますので、そこから「Google Assistant」を選択して下さい。検索ボックスで絞り込み可能です。

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以下の画面が表示されますので「Connect」を選択し、Google Homeに設定しているGoogleアカウントを選択し、IFTTTのスコープを許可します。

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Google Assistant では現状4種類の認識内容が選べます。

Say a simple phrase:命令文のみ
Say a phrase with a number:命令文+任意の数字
Say a phrase with a text ingredient :命令文+任意の文字列
Say a phrase both a number and a text ingredient :命令文+任意の数字+任意の文字列

 

今回は、「Lineに〇〇」の内、「Lineに」が命令文、「〇〇」が任意文字列に該当しますので、3つ目の「Say a phrase with a text ingredient 」を選択します。

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 各項目について以下の通り設定し、「Create trigger」をクリックします。

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 各項目の意味は以下の通りです。

What do you want to say?
 Google Home が認識する命令文を入力します。
 $は任意文字列が格納される変数で、アクションで利用できます。

What's another way to say it? (optional)
 任意入力項目です。
 他にGoogle Homeに認識させる指示文書を入力します。
 今回は、「Lineに」だけを命令文にしていますが、
 「Line通知に」「Lineメモに」などバリエーションを持たす場合に設定します。

And another way? (optional)
 「What's another way to say it?」と同じです。

What do you want the Assistant to say in response?
 Google Homeが命令文を認識した際に発する文言を入力します、
 何も発させない場合は、スペースを入力します。

Language
 言語を選択します。

 

これでトリガーの設定は完了です。続いて、アクションの設定を行います。

アクション設定

トリガーを設定すると自動的に以下の画面に戻り、「that」が選択できるようになります。

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「Line」を選択して下さい。

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以下の画面が表示されますので、「Connect」をクリックしてLineのアカウント情報を入力し、連携を同意して下さい。

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これにより、Lineのアクションが設定可能となります。Lineで設定できるアクションは「Send message」のみです。以下の通り設定して「Create action」をクリックします。

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 各項目の意味は以下の通りです。

Recipient
 送信相手です。1対1の場合は、Line Notifyから直接メッセージが送信されます。
 「Line Notify」をLINEグループに追加すれば、グループへの送信も可能です。

Message
 メッセージ内容です。
 「TextField」に、thatで設定した「$」が入ります。

Photo URL
 画像のURLを貼っておくと、文字のあとにその画像が投稿されます。

 

「Review and finish」画面でAppletの説明を入力し、「Finish」をクリックするとアプレット設定完了です。Google Homeに「Lineに〇〇」と話しかけ、「〇〇」の内容がLineから通知されるようになっているか、確認して下さい。

まとめ

 IFTTTを使ったWebサービス間の連携方法について紹介しました。今回はGoogle AssistantとLineを連携させましたが、他にも色々なWebサービス・デバイスを連携させることができます。今後も、IFTTTの活用例を多く紹介していきます。